プトラジャヤは張り子の虎
Selamat tengahari
マレーシアには13の州とクアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤという3つの連邦直轄領があります。
クアラルンプールは首都、ラブアンは東マレーシアにある島で、タックスヘブンの金融センターです。
もう一つは政府行政機関を集めたプトラジャヤです。
今回ご紹介するプトラジャヤはクアラルンプールと空港の中間に位置します。
我が家の前にある湖の向こう側が、プトラジャヤの中心地になります。
マハティール氏が最初の首相の時代、過密化するクアラルンプールから政府の行政機能を全て移転しようというプロジェクトが策定されました。
1995年から開発が始まり、アジア通過危機で一時中断したものの、今ではほとんどの行政機関が移転済みです。
街の印象は全ての建物が異様に大きいこと。
おそらく政府の威厳を示すことが目的だと思います。
街の雰囲気はどことなく中国の北京に似ています。
特にメインストリートは天安門広場の前の大通り長安街を参考にして作ったような感じがします。
ただ北京と違うのはあまり車は走っておらず、ひとけが少ないことです。
レストランやコンビニなど、表に面しているところにはほとんど店舗はありません。
建物は立派ですが、街全体がまるで張り子の虎のように見えます。
首相官邸。メインストリートの突き当たり正面に位置し、一番の威厳を誇っています。

連邦裁判所。モスクのような建物です。

Jampa Lagi


